「インプラントはずっと使える?」

先日知人から、一度入れたインプラントが脱落、つまり抜けてしまったと相談があり、私の知り合いの先生を紹介いたしました。脱落の原因は、土台となる骨の量が十分でなかったようです。骨を増殖させて落ち着くまで待って無事インプラントが入ったとお礼の連絡がありました。紹介者の私としては患者である知人が満足する治療を受けられて万々歳です。

さて本題ですが、彼から相談を受けた際に『インプラントはずっと使える?』という質問がありました。患者としては当然の疑問です。私は、先生に同じ質問をしてくださいとの前置きをしたうえで、私見ですがと下記のお話をしました。まず、永久と言うのは無いと思った方が良い。では何年か?といえば、10年保証とうたっているインプラント治療施設が多い事から、まず10年は大丈夫であろうと考えて良いのではないか。しかし使用できる年数は、治療後どれだけ個人としてメインテナンスにコミットするかによって左右される。これは定期検診、禁煙、とホームケア、つまり毎日の歯磨き、フロス、洗口液などでの歯の清掃を患者自身が継続して出来るかと言うことです。そしてもっと重要な事は、ずっと使う事を考えながらも、再治療ができる治療を受けると言う事です。私の知人が良い例です。これは我々治療を受ける側にとって大きなポイントです。何年か後に再治療という可能性がある治療の場合は、それが出来るような治療をしていただいていないと大変な目に合います。知人にも、この点はしっかりと先生にお聞きして、治療についてセカンドオピニオンを取られる方が良いと伝えました。余談ですが、最近心臓弁手術をした知人も、心臓外科医から10年後に再手術が必要になるかもしれませんとはっきり言われたそうです。インプラント治療においても我々患者自身が、将来あり得る事を情報として知っておく必要があると思います。それが、いざというときに我が身を守る事になるのです。

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