「入れ歯」その2

引き続き『入れ歯』の話です。今回は自費の入れ歯のコストパフォーマンスを考えてみました。その価格ですが、購入するクリニックや入れ歯を製作する技工所や技工士の方により価格は違います。高額なものもあるようで、それは製作工程や噛み合わせの調整が経験や技術に大きく左右されるからです。とはいえ一般的には、1歯10万円から13万円位と考えてよいかと思いますので、この金額で考えてみたいと思います。

こうしたコストパフォーマンスを考える時に一番大きな要因は、何年使えるか?という点です。使用可能期間は、メンテナンスによって大きく変わります。クリニックで、定期的に残っている天然の歯との噛み合わを調整をして貰うなどのメンテナンスをしているか?や自分で入れ歯を正しく装着したり洗浄しているか?などの日々の使用方法により左右されます。また、歯ぎしりの強さにも関係します。これは人によって大きな差がありますので、一概に使用可能年数を推測する事は出来ません。

しかしここでは、インプラントと比較することで選択する際の一つの目安になるのではと思い考えてみました。また、インプラントと言えども永久に使用できるものではないと考えた方が良いと思います。一般的には10年保証が多いようですのでこの10年をきちんと機能する期間として使用してみました。と申しましても、私の知り合いで、お酒もタバコもやめず、その上クリニックにメインテナンスにも行かずに、20年以上も何ら問題なくインプラントが機能しているという人もいるにはいますが、例外として考えました。

まずインプラント治療の費用を35万円位と考えると単純計算で1年の費用は3万5千円となります。一方、自費の入れ歯を10万円と考えると、一つの入れ歯を3年以上使えば入れ歯の方がコストパフォーマンスが良くなる計算です。しかし、歯のない部分の歯の骨が痩せてきた場合の作りかえの可能性もありますので3年毎に作り変えればインプラント治療と金額は同じ位になります。定期的な通院、入れ歯洗浄剤の購入なども必要ですが。メインテナンス費用はおおよそインプラントと大差ないと仮定しています。しかし、洗浄の時間や手間、入れ歯を忘れる、無くすなどは考慮に入れていません。10年を一つの目安と考えた場合、日常生活での使用感なども考えて、自費の入れ歯にするかインプラントにするかを比較検討する価値は十分にあると思います。

ページトップ