「低侵襲手術」

『低侵襲手術』のお話です。MIS(Minimum Invasive Surgery)とも言われ、『患者への負担を最小限に行う手術』のことです。具体的には切開部分を少なくすることや、骨や組織などを取るのを最小限にすることや、そしてそれらにより出血を減らす、手術時間を短くするなどにより、体への負担を少なくすることができます。それによって、手術部位以外の器官の機能への影響を少なくすることが出来ますし、それは、身体全体の機能回復を早めることにもつながります。

さて、インプラント治療では、インプラントを埋入する部分の骨が不足している人にはそれをおぎなういくつかの選択肢があります。具体的には、化学化合物を使い骨を増成する、腰の骨や顎の骨を切って骨のない部分に使用する、牛の骨の粉末を使う、あるいは日本では認可されていないですが人骨を使用する、などの方法があります。では、どの位患者に負担がかかるのがを比べてみると、化学化合物や牛の骨の粉末などを利用して歯の骨を増成する方法では人体への侵襲は、歯の肉を切る事ぐらいです。しかし、体の他の部分の骨を切り移植する方法では切除の大きさにより侵襲は増えていきます。

私の意見としては、できる限り侵襲の少ない治療を受けるべきであると思います。そのためには、やはり、セカンドオピニオンを取る必要があります。骨が少ない場合は、どのように骨の増成を行うかを先生に詳しく聞き、納得した上で治療を依頼すべきです。なぜなら、インプラント手術には種々の方法があるからです。骨のあるところを探してインプラントを埋入する方法がある一方、全く骨を増成することなくインプラントをする方法もあるからです。これらは医師の経験から来る手技の違いによります。(医師は自身の知見と経験と技術によって治療プランをたてます。)

現在はデジタルの時代です。2次元のX線写真で手術計画を立てていた時代から、CTのデータをもとにPCで立体的に骨の厚さ薄さ、骨や歯の位置や形状、血管や神経の位置などを視覚的に確認し、治療計画を立てる事のできる時代なのです。ですから、治療を受ける際はそれらの技術を活用し低侵襲の治療施設を行っている施設を探していただきたいと思います。

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