「国民生活センター報道資料」その3

国民生活センター報道資料の中にインプラント手術経験者500人、ブリッジ治療経験者500人と入れ歯治療経験者400人を対象とした調査結果もありました。

少し気になったことがあります。44%の人がいつも受診している施設でインプラント手術を受けたようです。その理由の中に、「自宅に近いが」28%でした。これはやはり信頼性と利便性からだと思います。また、インプラント手術には不可欠のCTを受けた方は6割で、術後のメインテナンスを受けている方も6割。受けていない方が4割もいました。

これらのことから言えることですが、兎にも角にもクリニック選びは大変重要な事です。そして、歯科医師との信頼関係もとても重要です。それとは別に、後々のことを考えて通いやすい所にしたいというのも理解できます。しかし、インプラント手術には不可欠のCTによる診断が出来る施設で有ることが重要なポイントです。同時に、術後のインテナンスも重要で、クリニックで定期検診をきちんと受けるか否かが長期予後に大きな影響を及ぼします。ですので、常に受診している歯科医院や近隣にある施設で適切なインプラント施設であるかどうかの判断をする必要があります。そうでない場合は、インプラント手術は他の医院で受け、メインテナンスはいつも受診している施設や近隣の施設で受けるというのも可能です。こうした事も選択肢の1つに入れて十分に経験と実績がある施設でインプラント手術をしていただきたいと思います。

さらに、歯科医師選びの一つの目安として、インプラント歯科専門医であるかどうかがあります。ただ、現在2つのインプラント学会による専門医制度があり、1つに統一されていません。こうしたことに対処するために日本歯科専門医機構が2018年に設立され、専門医制度の一本化の検討を進めているようです。

このような現状で我々患者が出来ることは、自分で歯科医師選びのポイントをしっかりと考え、情報を集め、自分に合った先生を見つけること以外なさそうです。

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