「インプラントが抜けた」

先日私の知り合いから、インプラントを埋入したが上の補綴物を入れるまでに『インプラントが抜けた』と聞きました。インプラントはいつも行く歯科クリニックで入れたそうです。原因は良くわからないようでした。日本製のインプラントとのこと。近年、インプラント治療技術の向上と製品品質の改善で直近の脱落率はおおよそ2%ぐらいです。この方はその2%に当たってしまったのかもしれません。先生に抜けた原因をお聞きしたそうですが、骨が無いなどが考えられると言われたそうです。こうした医学的な事項は聞く方の理解力の差もあり、他にも考えられる理由の説明があったかもしれませんが、もしインプラントの土台となる『骨がない』のであれば、インプラント手術前に骨を作る処置が必要かと思います。

結局は、私の知り合いの先生をご紹介して再度インプラントをすることになりました。ただ、今までのクリニックの事も気にされていたので、インプラント再手術後の定期検診は再手術をしたクリニックで受け、今までの治療であれば今までのクリニックに行く、というような形でインプラント治療をすることになりました。

他人ごとに聞こえるかもしれませんが、このような事はどこでも起こり得ると思います。何故なら、インプラント手術には手術そのものだけではなく、総合的な知識と経験が必要で、それが成功率を左右するからです。つまり、インプラントの成功は、症例の難易度と手術をするドクターの技量によるところが大きいのです。ですから、もしインプラントを勧められたら、その先生の経験をお聞きすることもさることながら、どこか他の施設でのセカンドオピニオンをとる事をお勧めします。

ページトップ